子供の頃、絵本で読んだ「アリババと40人の盗賊」に出てくる盗賊たちが、お宝を隠していた洞窟の扉を開ける魔法の呪文。『開けゴマ！』のことです。アリババが、この魔法の呪文をとなえ宝物を手に入れたように、あなたのお気に入りが見つかりますように…。と願いを込め　open sesame. と名付けました。

open sesame. の革作品は、京都の町屋風の工房で『安藤なおみ』が一人でコツコツと、すべて手作業で制作しております。
革との出会いは、私が幼少の頃から母が趣味で、レザークラフトをしていました。コンコンと木槌をふるいながら、母がお財布やカバンを作っているのを見ているうちに、自分でも作りたくなり、母に教わりながら“ペンケース”を作ったのが始まり?？です。
自分で道具を揃えて革作品を作り出したのは、社会人になってから。
中学生の頃作った定期入れは、今も母が大切に使ってくれています。
今では色も変わり、手に馴染みいい風合いです。
時がたち、味わいを増してくる革は、制作して終わりではなく使う人の手によって育てていかれるものだと思います。
open sesame. の子供たちも、皆様に大切に育てていただければ、この上なく幸せです。